コミュニケーション障害

相手の気持ちを考えるってどういうことなんだろうか?

こんにちは。

丹波橋こころの相談室の東です。

いつもこころの日記をお読みいただきありがとうございます。

前回の投稿からずいぶん経ってしまいました。

9月はたくさんの方が会いに来てくださり、

あっという間に過ぎてしまいました。

ご来所本当にありがとうございます。

さて、

私は人としゃべることを生業としておりますが、

ついついプライベートの時でも話をしている最中

「これってあってる?」

と相手の気持ちについて考えることがあります。

自分としては

最大限、気を遣ったつもりなのに、

相手が憮然としていたりすると

「これってあってなかった?」

と心配になります。

相手の気持ちについて考える時、

私はどうしても相手の気持ちの「正解」について

考えてしまいます。

そしてそれが「正解」ではなかったのかと思い始めると

不安になります。

余りに不安になりすぎて、

寝れなくなったりしている自分に気づいて

これはまずい…と思うようになりました。

そして近頃こういう状態になった時、

私は違うことを考えるようになりました。

私が相手の気持ちを考えている時

同時にその相手も私の気持ちを考えているのだろうかと。

相手の気持ちを考える時

大概の場合、

相手の気持ちを考えることばかりに

一生懸命になります。

相手が自分のことを考えているかどうかを確認することを忘れてしまいます。

そこに成立しているのが

一方通行の人間関係ではなく

双方向の人間関係だということを忘れがちです。

私がどんなに相手の気持ちを考えていても、

相手も同じように私の気持ちを考えてくれていなければ

そこには「正解」は存在しないように思うのです。

お互いがお互いのことを考えているならば

もしかしたら「正解」はみつかるかもしれません。

でもそれが一方的であった場合、

どこまで行っても私の勝手な憶測でしかないのではないかと

近頃思います。

相手が私の気持ちを考えていないのに、

私だけが相手の気持ちを考える。

それはとても不思議な状況のように思います。

もし

あなたが相手の気持ちを考えて発した言葉が

正解かどうかに悩んだ時、

どうか相手もあなたの気持ちを考えている状況になっているかどうか

一度考えてみてください。

そしてもし、

相手があなたの気持ちを考えていないようなら、

その時あなたが相手の気持ちの「正解」を導き出すことは

かなり難しいことですし、

もしかしたらしないでいいことなのかもしれません。

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丹波橋こころの相談室

東  浩子 / HIROKO HIGASI

〒612-0066 京都府京都市伏見区桃山羽柴長吉中町55-1

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臨床心理士として33年。

皆さまのこころの健康をご一緒に考えさせて

いただきます。

京都でカウンセリングをお考えの皆さま。

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お越しください。

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