カウンセリング

自分をダメだと思うこと

こんにちは。

丹波橋こころの相談室の東です。

いつも「こころの日記」をお読みいただき、ありがとうございます。

皆さんのお住まいの地域は大丈夫でしょうか。

昨日に比べたらちょっとでしたけど、

ゲリラ豪雨に見舞われた

伏見界隈です。

今年の夏は

暑かったですが、

ゲリラ豪雨に遭遇することなく、

8月末を迎えられ、

よかったと思っていましたが、

こんな8月の終わりになってやってきました・・・。

温暖化ですね。

気を引き締めて生活せねばとまた思わされた今日でした。

さて、またまた唐突ですが、

今日は「自分のことをダメだ」と思われることについて

書いてみたいと思います。

ご相談を受けていて、

よく耳にするのが

「私は何をやってもダメなんです」

ということばです。

自分のことを悪く思い、

苦しんでおられる方が本当に多いことに驚き、悲しい気持ちになります。

そういうお話を聞くと、

私はよく、

物(鉛筆とか大量に作られるもの)を比較するのはいいけれど、

人間を

人間同士を比較するのは意味がないと

お話をさせていただきます。

工業規格製品は確かに同じように作っていても

残念ながら良し悪しがでるようです。

規格製品どうしをどっちがいいかなと比較することは

あるでしょう。

しかし、

陳腐な言い方ですが、

人は一人として同じではありません。

私たちは50億分の1の塩基配列の組み合わせの中から、

この世に生まれ出てくる生物なのだそうです。

天文学的な奇跡で生存しているのです。

その奇跡を比べることはできないと私は思います。

確かに学校に行くと成績で比べられたり、

会社に行くと業績で比べられたりと

当たり前のように比較される社会の中で生活せざるを得ないので、

ついつい自分自身もそれが習慣化して他者と比べようとしてしまいます。

しかしそれは間違っています。

何度も言いますが、

天文学的な軌跡で生存している私たちが、

どうやって比較することができるでしょう。

比較する方が間違っているのです。

よくよく考えてみたら、

比較されるときって、

誰かの都合(成績をつけなければいけない、売上を上げたい等々)

がよくなるためだけの比較ではないでしょうか。

比較されたこちらには何の意味もないものではないでしょうか。

算数の点数が上だったから下だったから

それで人生が本当に変わるものでしょうか。

人間には得手不得手があるのです。

たまたま比較されたものが不得手だった。

それだけのことで、

自分はダメだと評価することは本当に正しいことでしょうか。

必ず人には得手なところがあります。

どうか自分のダメなところではなく、

いいところを見つめてください。

そして決して他人とは比較しないこと。

そういう生活を考え方を始めていただけたら、

きっと何かが変わるはずです。

きっと自分の本当の大切さに気付いていただけると思います。

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丹波橋こころの相談室

東  浩子 / HIROKO HIGASI

〒612-0066 京都府京都市伏見区桃山羽柴長吉中町55-1

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TEL: 075-757-9855 FAX: 075-757-9855

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臨床心理士として34年。

皆さまのこころの健康をご一緒に考えさせて

いただきます。

京都でカウンセリングをお考えの皆さま。

丹波橋こころの相談室に

お越しください。

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