強迫性障害

恐怖症について

おはようございます。

丹波橋こころの相談室の東です。

早いもので3月になってしまいました。

梅も咲いて

こころなしか

春が近くまでやってきている予感がして、

なんとなくそわそわしてしまいます。

別にこれといって何もないのですが。

さて、

今日は「恐怖症」について話をしてみようと思います。

何かをきっかけに

あるものが怖くなるということがあります。

そういう状況のことを

私ども心理士は「恐怖症」と呼びます。

「恐怖症」はそれが日常生活からかけかけ離れたことならば

それほど問題とはならいですみます。

例えば私の爬虫類、両生類、とりあえずにゅるにゅる系恐怖症などは

そういうものがいない場所で生活していれば

殆ど日常生活に支障はありません。

ところが

それが「人の顔」とか「鉛筆の先とのとんがり」

とかになってしまうと、

日常的に毎日目に触れるものですので、

本当に生活に支障が出て

困ったことになります。

では、

なぜ人はそのようなことに恐怖してしまうのでしょうか。

それは「怖い」という体験が、

人にとって本当に深刻な問題だからです。

あまり書きたくないことばですが

それが「死」と直結してしまう

体験だからだろうと考えます。

そのぐらい恐ろしい体験をし、

それを随時感じてしまうのが

「恐怖症」です。

ですので、

治療場面では

まず本当に怖かったことを

しっかり分かっていただくことから始めます。

多くの方は、

「恐怖」は克服すべきことだと言って

こられます。

あるいは

今の抑うつ感や消えてしまいたいという気持ちが

実は「恐怖感」から来ていることを

気づかれずにこられ、

怖かったから抑うつ的になったり、

消えてしまいたくなっていたんですね

という話になったりします。

そして「死ぬほど怖かった体験をしてきたんだ」

と気づいていただけると、

克服することができない話しではなくなるように

私には思えます。

そのためにも、

どんなに怖かったか、

その恐怖をどんなふうに味わったかなど

本当に嫌な話しなのですが、

あれやこれやとお聞きします。

そういう意味で、

本当にカウンセリングとは

嫌な話しをしていただく場所だと

つくづく思います。

しかしそうやって、

「死にそうなぐらい怖い体験だったけれど、

でも私はそれに打ち勝って今こうやって存在している」

とわかっていただけると

その恐怖感からだんだん距離を取っていただけるようになります。

そんなことが必要な方が

おられましたら、

一度訪ねてきてください。

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丹波橋こころの相談室

東  浩子 / HIROKO HIGASI

〒612-0066 京都府京都市伏見区桃山羽柴長吉中町55-1

コーポ桃山202

TEL: 075-757-9855 FAX: 075-757-9855

Email: t.cocolo.c.com@gmail.com

URL: https://t-cocolo-c.info/

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臨床心理士として33年。

皆さまのこころの健康をご一緒に考えさせて

いただきます。

京都でカウンセリングをお考えの皆さま。

丹波橋こころの相談室に

お越しください。

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