抑うつ状態

自分の感情がわからなくなったら

こんにちは。

丹波橋こころの相談室の東です。

いつもこころの日記をお読みいただきありがとうございます。

今日は、「自分の感情がわからなくなったら」というテーマで

書いてみたいと思います。

「自分の感情がわからない」

そんな経験をされたことはありますか。

今自分は怒っているとか

泣いているとか

楽しんでいるとか

面白いと思っているとか

そういった感覚を一切感じてなくて、

気が付くとなんか面白くもないのに愛想笑いしているな、

とか、

涙がでるんだけど・・・でもいったい何が悲しくて私は泣いているの?

とか、

なんか大きな声出してるけど、何でこんな大きな声になっているんだ?

とか、

そんなことになっていることはありませんか。

実は人は、

あまりに疲れすぎたり、

あまりに忙しすぎたり、

あまりに困惑しすぎたり、

あまりに落ち込み過ぎたり、

といった具合に

精神状態がある一定線を超えてしまうと

自分の感情が一体どういう状態なのかが

わからなくなることがあるようです。

・自分の感情がわからなくなったときの対処法

自分で自分の「感情がわからない」

という状況になってしまわれたら

これはどういう状況なのかと悩まれる前に、

まず休息をとってみてください。

人間は不思議なものでしっかり休息がとれると、

さまざまな感情が少しずつよみがえってきます。

いや、毎日何もせずに休んでばっかりだけど、

自分の感情がわからないんだと

おっしゃる方もおられるかもしれません。

しかしそれは大変申し上げにくいのですが、

本当の意味で休んでおられるのではないのです。

・休息とただ寝ることの違い

何もしないで寝てばかりいるという状態は

実は精神的にひどく落ち込んでおられる状況なのです。

ひどく落ち込み過ぎて、

ご自身が落ち込んでいることにさえ

気づけない状況なのです。

これも1つの「感情がわからない」状態です。

そしてもちろん、

この状況では本当の意味の休むということにはなっていないのです。

・真の休息をとりましょう

休むということは本当に難しいものです。

その難しいことをするための1つ大事なことに

休む時は「こころから自分自身を許す」

ということがあります。

カウンセリングをしていて

「ただ寝てばかりいる」とおっしゃる方の多くは、

寝ていることに何かしらの罪悪感を感じておられるように

思えてなりません。

どんな病気であっても

安静にして治します。

こころの状態もそうです。

寝ることはいいことであって、決して悪いことではありません。

感情をもとの状態に戻すという立派な目的のために、

しっかり寝ていただきたいのです。

ただ、体とこころを休ませること

それが本当の休息だと思います。

そしてそういう休息をとっていただけるようになれば

きっと感情も徐々にではありますが動き出すと

私は思います。

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丹波橋こころの相談室

東  浩子 / HIROKO HIGASI

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臨床心理士として33年。

皆さまのこころの健康をご一緒に考えさせて

いただきます。

京都でカウンセリングをお考えの皆さま。

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お越しください。

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