みなさん、こんにちは。
丹波橋こころの相談室の東です。
とうとう梅雨になってしまいました。
早い梅雨です。
じとじととして
体調管理が難しい時期ですが、
祇園祭が終われば梅雨も終わります。
カウントダウンで何とか乗り切りたいですね。
さて、
今日は「人に合わせるって何だろう？」ということを考えてみようと思います。
・人にばかり合わせてしまう。
気が付くと誰かに合わせていて、
私一体何してるんだ・・・
と思うことはありませんか。
どうしても
その人のことが気になって、
その人にいつの間にか合わせようとしている。
そんな自分に気が付くことはありませんか。
それ自体、窮屈だし、
やっている自分に疑問も持ってしまう。
私って自分のために動いてない、
自分のことを考えてない。
なんか自分を見失っているんじゃないだろうか。
ダメだ…
って思うことないですか。
私も時々やってしまって、
そう思ってきたことが多かったです。
でもつい先日、
あながちダメなこともでもないんだなと思うようになりました。
というのも、
なんでこんなに私はこの人に合わせてしまうんだろうと考えてみたんです。
そしてお恥ずかしながら、
実は私はその人のことが純粋に好きなんだなと気づきました。
純粋に好きだから合わせてるんだなと思いました。
もちろん好きにはいろんな「すき」があるので、
どの「すき」のことを言っているのと聞かれると、
一概には言えないのですが、
とにかく純粋に好意を相手に抱いている状態とお考え下さい。
相手に対していい感情を持っているということです。
私にとっても、みなさんにとっても純粋に「すき」で合わせてしまう相手は
私にとっても皆さんにとっても心地よい人たちなのです。
なので、その人に合わせていたんだなと思いました。
とかく承認欲求ということばがいろんなところで目について、
人に合わせる＝自分を認めてほしい
となってしまい、
どちらかというと悪いことのように思ってしまいがちですが、
「好き」な人に良く思われたいと思うことは
間違ったことではないと思います。
合わせることを絶対ダメなことだと思う必要はないように思いました。
・では合わせることはすべていいことなのか
ただここからが少し考えないといけないところですが、
「すき」だから合わせるのですが、
やっぱり条件があって、
相手のことが「すき」かもしれませんが、
「すき」の後ろ側に
「嫌われるのが怖い」という感情がセットになっているときは
気を付けないといけないかもしれません。
ただ純粋に「すき」だから、
その気持ちの裏側になんの気持ちもないのなら、
人に合わせることは素敵なことだと私は思うのですが、
もし裏側に何かのためという条件が付いていたならば、
その合わせる行為は、
あなたを苦しめるかもしれません。
純粋に単純に「すき」な気持ちで
相手と相対せているかどうか、
難しいですけど、
吟味することが
「人に合わせる」時に大切なことのように思います。
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丹波橋こころの相談室
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臨床心理士として33年。
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