丹波橋こころの相談室の東です。
いつもこころの日記をお読みいただきありがとうございます。
さて今日は、
嫌な考えが湧いてきたときにどうするかということを考えてみようと思います。
嫌な考えが頭をぐるぐるして、
寝付けないとか
そういうことはありませんか。
そういう時には頭がぐるぐるして
結局明け方まで寝られない、
などということが起こってしまうことはありませんか。
実は私も、
この仕事をしているにもかかかわらず、
心配になって眠れないことがあります。
お恥ずかしい限りです。
ですので、
嫌な考えがやってきて眠れないという相談を受けると、
実感を伴って、うなずいてしまいますし、
とても他人ごととは思えません。
そんな時に、
私が一番お勧めするのは、
答えが返ってきたり、
安心がそこで生まれるかどうかということよりも、
まず、
誰かにそういう状況になっているんだということを話してみられることです。
会社の先行きが心配なんだ、
気持が落ち込んでどうしていかわからない、
こんなに学校に行けないけど、大丈夫なんだろうか・・・
どんなことでもいいのです。
とにかく、その嫌な思いを誰かに話してみだくさい。
すると不思議ですが、
今までの嫌な気持ちが少し小さくなっていることに気が付きます。
相手に不安を少し渡す作業と私は考えています。
その話に全く関係のない相手でも不思議なもので、
不安を渡すとそっと持ってくれます。
時には3人寄れば文殊の知恵で、
自分では思いもよらないアプローチを相手がはなしてくれたりすることがあったり、
話しながら今までもやがかかって見えなかった先が見えてきたりすることもあります。
まあ、これは非常にまれな場合ですので、
ここはあまり期待せずにお願いします。
とにかく嫌な気もちや思いを一人で抱えず、
誰かにその思いを話してみてください。
ご自身で思っている以上にとても効果がありますよ。
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丹波橋こころの相談室
東 浩子 / HIROKO HIGASI
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臨床心理士として33年。
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